昨年12月、奈良県下北山村の国道169号において、大規模の土砂崩れが発生し、
村から都市部へ向かう幹線道路が崩壊され、通行止めとなったことで、
住民の生活や観光面に影響を及ぼしています。そのため、応急対策として、
緊急仮設桟橋の設置が求められました。当現場では、土砂崩れを起こした後の地盤は不安定になっているうえ、
斜面の上に仮設桟橋を構築できる工法が必要でした。
そこで、急斜面施工に優れ、さらに急速施工が可能な鋼管桟橋SqCピア工法が採用されました。
今年の3月より、緊急災害復旧工事が迅速に進み、SqCピア工法鋼管桟橋(橋長160m、幅6.0m)を実働45日間で、
被災区間の外側に架設完了しました。その後、通行ができるようになります。