砂防壁構築方法及び土砂防壁に関し、車両が入れないような急峻な山岳部等において地すべり等の土砂災害を防ぐために用いられる土砂防壁構築及び土砂防壁。
特長
・作業幅1.5mで施工可能。民家や構造物、山林等の障害物があっても土留杭、抑止杭とも(トロッコ運搬)施工可能。
・施工機械が軽量。(従来のヤグラと同等)
・削孔はエアーロータリーテーブルマシンを使用する。
・削孔機は、建て込んだ土留杭(鋼管φ600)を反力として前進する。
・機材は、建て込んだ土留杭(鋼管φ600)の上にレールを設置し、トロッコで運搬する。
・土留壁は間伐材(薬液注入剤)を採用
開発の背景
長年培ってきた岩盤削孔技術を活かした工法と、SqC工法、手延施工エアーロータリーテーブルマシン工法を取り入れた新たな工法「地滑り砂防壁 鋼管杭による土留工法 SS工法」を開発。
従来のように、作業道を取付けたり、仮桟橋仮構台を設置することなく施工可能な、環境にやさしく、工費、工期を大幅にカットできる地滑り土砂防壁土留工法。