アースオーガ先端に取り付けた特殊刃先により岩盤等を掘削する方式。一本のスクリューにより掘削を行う。
特長
ロックオーガは、高出力・大重量に耐えるように設計された専用リーダーを備えた全装備重量70t以上の3点式パイルドライバーをベースマシンとし、モーター容量90~264KW、重量6.5t~16tという大重量掘進機構を装着している。
また、ロックオーガ用スクリューは、ロッド径が216~406mmという剛性の大きなロッドに板厚25mm以上の羽根を巻いたものが用いられている。このスクリューの継手は、従来のピン式の他に数段強度アップしたフランジタイプやスプラインタイプのものも用いられている。さらにオーガーヘッドは、ヘッドの爪が玉石や砂礫を掘り起こすように設計されたもの(B型)と、全体的にテーパ状で羽根側面にも爪を取付け、孔を順次拡大掘削する岩盤掘削用(CB型)のものがある。
いずれのヘッドも爪は超硬チップ付きのものが用いられるが、これには平型と山型のものがある。この他にロックオーガ使用時に必要な設備としては、掘削機構の制御操作を行う制御盤、操作盤、砂礫層削孔の場合の孔壁崩壊防止、岩盤削孔の場合掘削刃の冷却、場所打杭や根固めのためのモルタル注入を目的とした注入用プラント、オーガ機の動力となる発電機、排土用のバックホウ等が基本的な設備として必要となる。