中堀・プレボーリング 各種認定工法
工法説明
社団法人日本道路協会発行「道路橋示方書・同解説Ⅳ下部構造編」「杭基礎施工便覧」に記載されている中掘り杭工法のセメントミルク噴出攪拌方式に適合する工法であるとともに、建築基準法第38条の規定に基づき建設大臣の認定(建設省阪住指発第74号)を取得した工法であり、土木・建築の両分野で利用できる工法です。
対比項目 | A工法 | B工法 | C工法 | D工法 | E工法 | |||
施工方法 工法の概要 掘削方法 沈設方法 杭先端処理方法排土量 |
杭先端部に仮固定した先端刃シャフトにより杭本体と共に回転しながら中堀りを行い、杭を所定深度まで沈設する。その後、杭先端部まで掘削し、連続してセメントミルクを低圧噴射することにより根固め球根を築造する工法。 | 杭内径よりも小さいヘッドを付けたスパイラルオーガを用いて中堀を行い、杭を沈設した後、先端根固め部にセメントミルクを高圧噴射することにより拡大根固め球根を築造する工法。 | 管内付着泥土を除去するクリーニング装置と拡翼機構をもつ拡大ヘッドを取り付けたスパイラルオーガにより中堀りで杭を所定深度まで沈設した後、支持層を拡大掘削して、先端部よりセメントミルクを低圧噴射し、撹拌混合して拡大根固め球根を築造する工法。 | 特殊拡翼機構をもつビットを取付けたスパイラルオーガを用いて中堀りを行い、杭を所定深度まで沈設した後、杭先端部を拡大掘削し、連続してセメントミルクを低圧噴射し、撹拌混合することにより根固め球根を築造する工法。 | Aタイプ | Bタイプ | ||
特殊拡翼機構をもつビットを取付けたスパイラルオーガを用いて中堀りを行い、杭を所定深度まで沈設した後、杭先端部を拡大掘削し、連続してセメントミルクを低圧噴射し、撹拌混合することにより根固め球根を築造する工法。 | ||||||||
先端刃付きシャフト+水 | スパイラルオーガ+エア | スパイラルオーガ+エア | ||||||
回転圧入 | 圧入 | 圧入 | 圧入 | |||||
根固め用セメントミルクを先端より吐出。土砂と混合し固結。 | 根固めロッドと取替え、高圧水を水平噴射して予備掘削。 セメントミルクを高圧噴射し土砂と混合し固結。 |
杭先端部で拡大ヘッドを拡翼し、拡大掘削する。 セメントミルクを吐出し、土砂と混合固結。 |
杭先端部で掘削ビットを拡翼し、拡大掘削する。 セメントミルクを低圧噴出し、土砂と混合撹拌。 |
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少 | 少 | 少 | 少 | |||||
設
備 |
重機 | 3点式杭打機(全装備重量85t~120t)+補助クレーン | ||||||
駆動装置 | オーガモータ 45KW~110KW×1台 |
オーガモーター 45KW~110KW×1台 |
オーガモータ 45KW~110KW×1台 |
オーガモーター 45KW~110KW×1台 |
オーガモーター 45KW~110KW×1台 |
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根固め機械 | オーガ併用機 | 根固め専用機 オーガ併用機 |
オーガ併用機 | オーガ併用機 | オーガ併用機 | |||
圧入力 | 100KN~200KN (駆動装置重量等) |
1,000KN (油圧装置) |
1,000KN (油圧装置) |
1,000KN (油圧装置) |
1,000KN (油圧装置) |
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スパイラル オーガ径 |
オーガシャフト 130mmまたは170mm掘削刃の突出長は鋼管杭表面から杭径が800mm未満が9mm、800mm以上が12mm以下 |
スパイラルオーガ径 杭内径 -70mm程度 |
スパイラルオーガ径 杭内径 -20mm程度 先端ヘッド径 掘削時:D-50mm程度 拡大時:D+200mm |
スパイラルオーガ径 杭内径 -70mm程度 先端ビッド径 掘削時:D-70~130mm 拡大時:D+100~200mm |
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オーガヘッド 及び 杭先端仕様 (概略図) |
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備考 | 杭先端内部に鋼板溶接 | 杭先端内部に鉄筋溶接 | フリクションカッターを杭先端から200mm突出。 | 杭先端内部に鉄筋溶接 掘削ビットの拡翼および閉翼が常時できるため撹拌混合が十分行える。 |
杭先端に端板リング溶接。 端板リングの突出長は鋼管表面より杭径が800mm未満が9mm、800mm以上が12mm以下杭先端内部に鋼板溶接。 |
杭先端内部に鋼板溶接 杭先端部に補強バンド溶接 |