エア駆動ロータリーテーブルマシン MT-A560・MT-A1000
工法説明
日本特有の地形、環境を考え研究開発されたエア駆動式ロータリーテーブルマシン
回転装置には様々なタイプがありますが、一般的にロッド回転装置は油圧モーター又は電動モーターを使用しています。
従来のエアーハンマー施工機は駆動源としてコンプレッサーの他に、油圧モーターを回転させるための発電機を必要としていたので、これら2種類の駆動源を要することから、改善すべきいくつかの問題が浮かび上がっていました。その問題を改善するベストな方法として、駆動源をひとつにすることが考えられ、具体的にはコンプレッサーだけを使い従来では成し得なかった技術的な壁を乗り越え、圧縮空気でエアーハンマーと回転装置を作動させる技術を生み出しました。
技術的な壁とは
回転装置を動かすエアモーターには「空気は圧縮性流体なので、その回転は負荷に左右され、負荷がかかると遅くなったり、負荷が軽くなると早くなったりする」という特性があります。これでは、駆動力を伝達する際にタイムラグが生じてしまい、施工の際にロッドに加わる負荷が常に変化し、これに動力伝達が追いつかなくなると、安定した運転を維持する事が困難となっていました。
ロッド回転装置、流量調整弁・圧力調整弁の組合せにより任意の回転数を自動的に保持でき、また複数個のエアモーターへ均等に空気圧を供給する流量均等化弁を備え、各エアモーターに供給されます。空気量を等しくすることで大型施工機に対応が可能です。